海外で買う方が安い「メイド・イン・チャイナ」!内需拡大に逆行するのでは?―中国

Record China    2010年4月15日(木) 5時0分

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13日、価格の安さが魅力の「メイド・イン・チャイナ」だが、同じブランドの同じ製品でも、中国国内よりも海外のほうが価格が安いという現象が起きている。写真はメイド・イン・チャイナを代表する靴製品。

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2010年4月13日、価格の安さが魅力の「メイド・イン・チャイナ」だが、同ブランドの同製品でも、「中国国内より海外で買う方が安い」という現象が多く見られる。経済参考報の報道。

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中国人観光客が海外へ旅行に行き、「中国で買うよりも安い」と思って手に取る商品には、しばしば「Made in China」の文字がプリントされている。たとえば、コーチのバッグ。中国では2000元(約2万7500円)で販売されている商品が、米国のアウトレットではその半値以下。米アップル社製の人気スマートフォン「iPhone」にしても、中国ではおよそ4000元(約5万5000円)という高値だが、米国ではわずか200ドル(約1万8500円)余りで販売されており、価格に大きな開きがある。いずれも中国製だ。

同じ製品でも中国国内のほうが高額の価格設定となる原因の1つとして、輸入品に対する関税の高さがある。さらに、国内外で価格が逆転するこうした現象の背景には、国内の流通ルートが未整備であったり、取引の信用性から多くのメーカーが海外企業との取引を優先したり、一部企業が市場を独占して暴利をむさぼっている現状があったりと、複数の要素が絡み合っている。それにしても同じ製品でこれだけ価格にひらきがあると、中国国内で買わずに海外で買おうとする消費者が増えるのも当然のこととなる。経済構造転換期を迎え、内需拡大を図る中国社会にとって、この現象は大きなマイナスになると記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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