中国マフィアの勢力拡大周期が短縮化、政治にも深く浸透―中国

Record China    2010年4月11日(日) 19時42分

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9日、中国の犯罪組織(中国マフィア)が形成され勢力を拡大するまでの周期が年々短くなっている。写真は懸賞付で指名手配された18人の犯罪組織メンバー。

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2010年4月9日、法制日報によると、中国の犯罪組織(中国マフィア)が形成され勢力を拡大するまでの周期が年々短くなっている。

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記事によると、2000〜03年に中国当局が行った犯罪組織撲滅キャンペーンで摘発された中国マフィアのほとんどは、その勢力拡大周期が5年以上だったのに対し、現在は5年以下が52%を占めるという。中国マフィアの捜査に長年従事しているベテラン警察官は、「中国の犯罪組織が活動期にあるということだ。1年半もあれば勢力を拡大してくる」と語る。

活動領域も広くなっており、勢力形成に要する時間が短いだけでなく、摘発・撲滅後の再生能力も高い。地域の経済発展状況にかかわらず、各地で民事訴訟への干渉、強制立ち退きの執行、組織的な売春、麻薬密売、マネーロンダリング、賭博など利益を得るためには何でもする。各組織の経済力は日増しに強大化しており、地域の経済発展の大きな阻害要因となっているという。

時代の流れとともに中国マフィアの組織形成の方法や犯罪の種類も変化。組織トップはほとんど表に出なくなり、犯罪もかつての殺人や傷害から目に見えない暴力に転換。特に注目されるのは政治への浸透で、全人代(中国の国会に当たる)などにも影響力を及ぼしているという。(翻訳・編集/津野尾)

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