中国からの養子、5人に3人は特殊ケア必要―米紙

Record China    2010年4月3日(土) 20時10分

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3月28日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国からの養子の大部分は特殊ケアが必要」と題した記事を記載し、中国の人口抑制策の緩和などが原因で、外国人が中国から健康な養子を迎えることが難しくなっていると報じた。写真は中国の孤児院。

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2010年3月28日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国からの養子の大部分は特殊ケアが必要」と題した記事を記載し、中国の人口抑制策の緩和や奇形率の上昇などが原因で、外国人が中国から健康な養子を迎えることが極めて難しくなっていると報じた。3月31日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、数年前までは、外国人が中国から健康な女児を養子に迎えることは非常に簡単だった。その理由は、男児重視の思想が根強い中国で「一人っ子政策」が厳しく実施されていた関係で、遺棄される女児があとを絶たなかったからだとしている。

しかし、現在は状況が大きく異なっているという。1995〜2005年の間に、米国が中国から迎えた養子の人数は6万人を超えており、最多だった05年には年間7903人に達した。

しかし05年を境に一人っ子政策が一部緩和、さらに国内での引き取り手が増加して、外国人が健康な養子を迎えるための待ち時間が長期化した。現在は約4年待たなければならないという。このため、先天的な疾患など、何らかの問題を抱える子どもを養子として受け入れる外国人が急増。データによると、米国が09年に中国から受け入れた養子は3001人で、ピーク時の05年と比べて60%以上減少するとともに、5人のうち3人が特殊な治療を必要とする病状を持った子供だったという。(翻訳・編集/HA)

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