<続報>「ポイ捨て」される胎児の死体=遺体21人の遺棄事件は氷山の一角だった―山東省済寧市

Record China    2010年4月2日(金) 11時47分

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1日、新華網は、山東省済寧市の胎児・乳児死体遺棄事件に関する記事を掲載した。犯人として霊安室職員2人が逮捕されたが、これまでも遺族による遺棄事件が相次いでいたという。写真は30日、遺棄された遺体の回収。

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2010年4月1日、新華網は、山東省済寧市の胎児・乳児死体遺棄事件に関する記事を掲載した。犯人として霊安室職員2人が逮捕されたが、これまでも遺族による遺棄事件が相次いでいたという。

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29日、山東省済寧市郊外の洸府河橋下で、遺棄された胎児や乳児21人の遺体が発見された。調査の結果、済寧医学院付属医院の霊安室職員である朱振雨(ジュー・ジェンユー)、王治軍(ワン・ジージュン)が、遺族から金を受け取った上で廃棄していたことが明らかとなった。

発見された遺体21人のうち8人には済寧医学院付属医院のラベルがつけられたままだった。そのうち1人は病院で死亡しており、2人は病状が重く助かる見込みがないと知った家族が強引に退院させていた。

済寧医学院付属医院では患者の遺体は警察と遺族の確認がとれるまで保存し、その後火葬すると定めている。しかし火葬には多額の費用がかかることから家族が遺体を持ち帰るケースもある。土葬の風習が残っている地域もあることから、病院側は拒否できないのだが、正規の手続きを踏めば費用がかかるとして、死亡した胎児や幼児を家族がこっそりと遺棄するケースが少なくない。

逮捕された霊安室職員は100〜200元(約1370〜2740円)という安価な金額で処理すると家族に持ちかけていた。家族としても人に頼んだということで心理的にも受け入れやすかったという。(翻訳・編集/KT)

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