各商品とも10大ブランドのシェアが70%、中小都市でも海外ブランド志向に―中国

Record China    2010年3月23日(火) 13時39分

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20日、中国統計局が09年の消費動向を発表した。中小都市の消費力が上がり、ブランド志向が地方にも浸透しつつある。写真は世界500大ブランドが競う南京長発商業センター。

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2010年3月20日、中国統計局は中国の09年消費動向調査結果を発表した。21日付で中国広播網のラジオ番組「中国之声」が伝えた。

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それによると、09年は中国の消費構造に大きな変化が現れ、過去には消費の中心だったテレビ、洗濯機などの家電から自動車、住宅などの高額商品へ消費がシフトしているという。農村部においても、生活必需品から大型家電へのシフトが顕著だ。

同統計局の朱新武(ジュー・シンウー)主任は、「09年の自動車販売台数は1364万5000台を数え、米国を超え生産・販売台数において世界一になった。新築住宅市場においても、取引面積が前年比で42.1%増加した」と語る。

また、注目されるのは中小都市でも既に始まっているシェア争いだ。KFCやピザハットなどを抱えるグループ会社、米ヤム・ブランズも09年、中小都市における出店数を積極的に増加していった。その結果、米国では利潤率が23%も縮小したにもかかわらず、世界全体で5%の利潤率成長となったという。

さらに、ブランド品を購入する消費者が大都市、中小都市を問わず増えており、80種を超える商品を対象とした調査で、各商品における10大人気ブランドのシェアが70%に達していることがわかった。そのうち国産ブランドが6割を占めてはいるものの前年を下回っており、海外ブランドの消費者が増加しているという。(翻訳・編集/津野尾)

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