環境は悪化の一途、環境保護部次官「改善は一部のみ」―中国

Record China    2010年3月12日(金) 14時36分

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10日、中国環境保護部次官が「中国の環境汚染状況は一部では改善されたが、全体的には現在も悪化を続けている」と明らかにした。資料写真。

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2010年3月10日、中国環境保護部の張力軍(ジャン・リージュン)次官が、中国の環境汚染状況は一部では改善されたが、全体的には現在も悪化を続けていることを明らかにした。中国新聞社が伝えた。

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第11期全国人民代表大会第3回会議による「省エネルギー、排出削減と気候変化への対応」を主題とした記者会見の席で、張次官は2種の主要汚染物質は確実に減少しているものの、環境汚染状況はごく一部で改善されただけで全体的には悪化していると話し、それは学術界や関連業界、国民の認識において一致した見解だとした。

このほど行われた第1回全国汚染源調査の結果によると、二酸化硫黄と化学的酸素要求量(COD)はここ2年で減少の傾向だが、窒素酸化物(NOx)やアンモニア態窒素においてはほぼ横ばいか、逆に増加しているという。

調査結果は「第12次5カ年計画環境保護計画(2010〜15年)」に反映される。張次官は、「環境改善はひと息に実現するものではない。また、国民の自覚とメディアによる監視が必要」と説いている。(翻訳・編集/岡田)

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