中国製品がパクリ賞受賞!パクリ製品展示館も=「やりすぎ」と反発も―ドイツ

Record China    2010年2月21日(日) 19時11分

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18日、ドイツ紙ライニッシェポストは、フランクフルトで「パクリ賞」授賞式が開催されたと報じた。11の賞のうち、5つで中国製品が受賞した。写真は長春市の露店で売られているニセモノのブランド品。

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2010年2月18日、ドイツ紙ライニッシェポストは、フランクフルトで「パクリ賞」授賞式が開催されたと報じた。11の賞のうち、5つで中国製品が受賞した。20日、環球網が伝えた。

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広東省広州市のホテルで確認された、ドイツ・ゾーリンゲン市の著名刃物ブランド「ツヴィリング・J.A.ヘンケルス」の商標とデザインをパクった刃物が特別賞を受賞したほか、4項目が賞を受賞している。

ライニッシュポストによると、ドイツではパクリによる被害が年300億ユーロ(約3兆7300億円)に達するという。EUが押収したパクリ製品のうち54%は中国製品。このほかにもポーランド、ルクセンブルク、イタリアなどの製品が押収されているほか、ドイツで作られたものもあるという。

刃物の街として知られるゾーリンゲン市には「パクリ製品展示館」がある。過去30年間のパクリ賞受賞作品とオリジナル製品が並べて展示されているが、その多くが中国製品だ。

清華大学国際問題研究所の周世倹(ジョウ・シージエン)高級研究員は、中国にはたしかにパクリ製品が存在するものの、賞や展示館まで作るのはやりすぎだと反論した。日本や韓国など工業化を実現した他国と同様、工業化の初期段階にある中国は独自の研究能力が低くパクリ製品が多いと認め、今後は知的所有権の保護などを重視していく必要があると述べている。(翻訳・編集/KT)

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