<中華経済>海南島でミニバブル発生、一部で資金引き上げも

Record China    2010年2月18日(木) 17時31分

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18日、中国海南省(海南島)の主要都市、海口・三亜の両市は不動産価格の上昇が中国一になったが、不動産市場に流入した投機資金が、2月14日の春節(旧正月)を機に一斉に撤収を始めたとの見方が出ている。広州日報などが伝えた。写真は三亜市の高級マンション。

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2010年2月18日、中国海南省(海南島)の主要都市、海口・三亜の両市は不動産価格の上昇が中国一になったが、不動産市場に流入した投機資金が、2月14日の春節(旧正月)を機に一斉に撤収を始めたとの見方が出ている。広州日報などが伝えた。

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海南省は、中国政府が昨年末、国際的なリゾート地に開発すると宣言してから内外から資金が一気に流入した。

しかし広州日報によると、三亜市の高級マンション「鳳凰島公寓」は、デベロッパーの春節の売り出し価格は1平方メートル10万元(1300万円)に上るが、一部の投資家の中には1平方メートル当たり5万元以下で手持ちの物件を売り出したケースもある。

オーストラリアで不動産業を営むある華人もその1人で、2物件のうち1つを手放すことにした。記者が「値上がりするまでどうして待たないのか」と尋ねると、「近い将来、もっと値上がりする可能性はない。デベロッパーは9万元とか10万元とか言うが、どれもホラだ」と話している。

海南省改革発展研究院の遅福林院長によると、海南島の不動産市場は短期的なバブルが起きている。「『国際リゾート島』の考えで、多くの人が熱に浮かされている。三亜の高級物件の価格は実需とはかけ離れた虚構だ」と話している。(翻訳・編集/東亜通信)

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