宇宙開発第一人者が語る中国の技術=月面着陸はもう間もなく―中国メディア

Record China    2010年2月9日(火) 17時35分

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8日、中国新聞網は、宇宙科学専門家・傅軼青氏のインタビューを掲載した。同氏は中国のロケット技術は月面着陸実現に限りなく接近していると話した。写真は嫦娥1号撮影による月表面の立体写真。

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2010年2月8日、中国新聞網は、宇宙科学専門家にして上海空間推進研究所顧問、米国航空宇宙学会(AIAA)高級会員の傅軼青(フー・イーチン)氏のインタビューを掲載した。同氏は中国のロケット技術は月面着陸実現に限りなく接近していると話した。

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傅氏は現在、月着陸を目指して準備が進められていることを明かした。主要技術には大きな問題がないが、細部にはまだ詰めるべき点が残されているという。今年は月探査衛星「嫦娥2号」の打ち上げが予定されている。同衛星は「嫦娥1号」より低高度にまで月に接近し詳細な調査を実施する。

その後は月への着陸がミッションとなる「嫦娥3号」や宇宙ステーション「天宮1号」の打ち上げなどの課題に取り組むこととなる。打ち上げ能力がより高い「長征5号」ロケットの開発も進んでいる。

また月の資源開発の可能性にも言及している。月には核融合発電の燃料となるヘリウム3が100万トン以上も存在している。数千年にわたり地球人類にエネルギーを供給できるほどの分量だという。(翻訳・編集/KT)

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