<中国気になる話>妻でも病気になれば…!?ミャンマー女性問題は氷山の一角=人身売買「目的地」中国

Record China    2010年2月4日(木) 13時23分

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2010年2月、ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国におけるミャンマー女性人身売買問題を取り上げた。写真は湖北省武漢市の街頭。「全国子捜し連盟」はさらわれたと見られる2700人余りの子どもの写真を持って街頭活動を行った。

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2010年2月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国におけるミャンマー人女性人身売買問題を取り上げた。

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以下は同ブログから。

2010年2月2日、中国誌・中国経済週刊は、ミャンマー人女性の誘拐・売り飛ばしが産業化していると報じた。女性らはミャンマーに隣接する中国南部・雲南省を経由して農村に売り飛ばされるケースが多い。需要の増加に伴い、女性の「売値」も高騰。09年は4万〜5万元(約53万〜約66万円)の「値段」がついているという。

さらに2月3日付シンガポール華字紙「聯合早報」は、女性たちの過酷な現実を明らかにしている。2008年以来500人のミャンマー人女性が救出されたが、最も若い被害者で11歳。最も年齢が大きい被害者で57歳だった。「裕福」な中国へ行けば貧困から逃れられるとやってきた女性たちだが、こじきや売春婦として苦しい生活を送ることも多い。農民の妻となっても、体が悪くなれば殺されてそのまま田畑に埋められてしまうこともあるという。

ミャンマー人女性の人身売買は、中西部から東部へ、農村から都市へ、低所得層から富裕層へと、女性という「財」が移動していく現象の一部分でしかない。中国にはロシア人女性などを紹介する結婚紹介サービスも多いばかりか、風俗店は堂々と「馬妹、露妹、日妹」(マレーシア人女性、ロシア人女性、日本人女性)などと広告を出しているケースも多い。

2000万人以上とも言われる女性不足による「需要」の高まり、そして中国経済の発展を背景に、「財」としての女性の移動は海外をも巻き込んで加速していくことになるだろう。(筆者:chinanews)

■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者によるブログ。サッカーなど中国のスポーツから社会事情、事件、流行など幅広く紹介している。FC2ブログに掲載。

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