<レコチャ広場>なぜか海外で買う方が安い「メイド・イン・チャイナ」―中国

Record China    2010年1月27日(水) 8時59分

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25日、中国のブログサイトに「米国に行って『メイド・イン・チャイナ』を買う」と題した記事が掲載された。作者は同じ製品が中国国内で買うより米国で買う方が安いという逆転現象について語っている。写真は上海の無印良品。

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2010年1月25日、中国のブログサイト・捜狐博客に「米国に行って『メイド・イン・チャイナ』を買う」と題した記事が掲載された。以下はその内容。

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中国で外国製品がまだ珍しかった10数年前、海外出国という一大チャンスに大枚はたいて買った海外ブランド家電が実は「メイド・イン・チャイナ」でガッカリしたという話は数多く聞かれた。今では海外で買う必要もないほど物が豊かになった中国だが、最近、頻繁に海外出張する友人がわざわざ歯磨き粉など安い日用品を買って帰ることを知った。しかも、そのどれもが「メイド・イン・チャイナ」なのだ。

友人によると、同じものを中国国内で買うより安いのだとか。輸送コストや関税が加わっても、まだ安いとは驚きだ。これを米国人や貿易の専門家が知ったら、誰もが間違いなく「ダンピング(不当廉売)」だと言うだろう。こうしたことが、国際社会が中国の保護貿易主義に対して攻撃を激化させる要因の1つになっているようだ。

上海郊外で小さな紡績工場を営む友人は、日本向けのテーブルクロスやカーテンなどを専門に製造している。これらと同等の製品が上海では数倍の値段で売られているが、友人はそれでも日本向けに限定しているという。理由は国内市場を開拓するより低コストで済むからだ。きちんと契約が結ばれているため、生産計画も立てやすいという。

なぜ国内市場を相手にする方が高コストになるのかなど、腑に落ちない点は多々あるが、とにかくはっきりしているのは、中国の安い労働力の恩恵に預かっている米国の消費者は永遠に中国人に感謝しないこと。反対に彼らは、中国人が彼らの仕事を奪っていると勘違いしているのだ。(翻訳・編集/NN)

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