<造船業>昨年の船舶受注量、韓国を抜いて世界一に―中国

Record China    2010年1月25日(月) 10時6分

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20日、中国の造船業界は世界的な金融危機の影響を受けながらもこれを克服。2009年の造船量は前年比47%増という驚異的な伸びを見せ、船舶受注量も韓国を抜いて世界第1位に。写真は中国湖北省の造船企業。

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2010年1月20日、2009年の中国の造船量は前年比47%増という驚異的な伸びを示しており、年間船舶受注量も韓国を抜いて世界第1位となった。世界的な金融危機のあおりを受け低迷していた中国造船業界は短期間でそのダメージを克服し、名実ともに世界一の造船大国となったことが分かった。新華網が伝えた。

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中国国家工業情報化部装備工業局の統計によると、2009年1月から同12月までの1年間で全国の造船量は4243万t(CGT)で前年比47%の増。新規の年間船舶受注量は2600万tで前年比55%の減少となった。だが年間造船量と年間船舶受注量はそれぞれ国際シェアの34.8%と61.6%を占めている。

中国最大の造船集団・中国船舶工業集団公司(CSSC)は昨年1年間に170隻、1076万tを造船。前年より300万t多く、全国の造船量の27%、全世界の造船量の9.1%を占めて世界2位の大型造船企業になった。中国船舶重工集団公司(CSIC)の業績も好調で、昨年の主要経済指標は軒並み2けたの伸びを示している。中国造船業が急速に回復した原因について新華網は、「昨年2月に国務院で可決された『中国船舶工業調整振興計画』に沿った一連の政策が功をなした」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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