新たに麻薬密輸の外国人1名に死刑執行、外国人犯罪も増加の傾向―中国湖北省

Record China    2010年1月18日(月) 19時36分

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17日、湖南省で外国人犯罪が増加しているが、同省の裁判所で外国人1名が麻薬密輸・密売容疑で死刑を宣告されたという。写真は安徽省阜陽市で押収されたヘロイン。

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2010年1月17日、湖南省長沙市の人民代表大会の席上で、同市中級人民法院(裁判所)の羅衡寧(ルオ・ハンニン)院長は、同省における外国人犯罪が増加しており、それに伴って「外国人法廷」も開設され、すでに5件の事件について14人の被告が裁かれたと発言した。羅院長によると、外国人1名に対して、麻薬密輸・密売容疑で死刑が執行されたという。18日、「東北網」が伝えた。

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同記事によると、同法院で被告として取り扱われたのは、韓国、ミャンマー、メキシコ、ナイジェリアなどの国籍をもつ外国人14人。12月29日、麻薬密輸罪で英国人アクマル・シャイフ被告が処刑されたが、これは決して初めてのケースではないと同記事は指摘。近年、中国で外国人が麻薬密輸・密売で死刑判決が下される例が相次いでいるという。

02年と04年にはミャンマー国籍を持った麻薬密売犯に対して死刑が確定、06年にはラオス国籍を所持する被告に、密輸・密売・輸送の罪で死刑判決が下された。07年10月には、日本人の森勝男被告が麻薬密輸・密売・運輸の罪で死刑確定、日本の外務省が減刑を求めたが、中国側がこれを拒否した。森被告の死刑が確定した同じ月に、ミャンマー国籍の麻薬密売犯に対しても死刑判決が下されている。

シャイフ被告の処刑前に、英国政府が減刑を求めて中国と10度にわたる交渉を行ったが、中国政府は「英国は司法に関する中国の主権を尊重すべきだ」と拒否の姿勢を貫いていた。(翻訳・編集/津野尾)

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