コン・リーとの不倫暴露本に異議、チャン・イーモウ監督側が一審勝訴―中国

Record China    2009年12月10日(木) 19時19分

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9日、国際的に有名な中国出身の映画監督チャン・イーモウ氏の過去の不倫関係を暴露した書籍が、「本人の許可なく出版に至った」と訴訟問題に発展した件で、原告のチャン・イーモウ側が一審で勝訴した。写真は中で不倫相手と指摘された女優のコン・リー。

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2009年12月9日、国際的に有名な中国出身の映画監督チャン・イーモウ(張芸謀)氏の過去の不倫関係を暴露した書籍「印象中国:張芸謀伝」が、「本人の許可なく出版に至った」と訴訟問題に発展した件で、原告のチャン・イーモウ側が一審で勝訴した。法制晩報の報道。

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昨年出版された「印象中国:張芸謀伝」では、イーモウ氏と前妻、中国を代表する女優のコン・リー(鞏俐)との三角関係に大きくスポットを当てていた。チャン・イーモウとコン・リーの2人は87年〜95年の期間、黄金コンビとして多くの名作を世に送り出した。また、コン・リーは「赤いコーリャン(87年)」「秋菊の物語(92年)」など、同監督作品への出演がきっかけで国際的名声を得ている。

これを受けてチャン・イーモウ側は今年1月、同書の内容を「重大な権利侵害」として、著者の黄暁陽(ホアン・シアオヤン)氏と出版社の華夏出版社を相手取り、経済的損失100万元(約1290万円)と慰謝料50万元(約645万円)の支払いを求めて北京市第一中級人民法院(日本の地裁に相当)に訴訟を申し出た。訴状では、「本人の許可なく写真を使用し、『本人のもの』とする偽造署名を掲載した点、またその内容も単なる噂の伝聞によるところが多く、ねつ造も含まれる点において、チャン・イーモウ氏の社会的評価に影響を与えた」としている。

これに対し、裁判所は肖像権・氏名権違反とともに名誉棄損を認め、被告側に合計45万元の慰謝料などの支払いを命じたほか、同書の再版を禁じ、全国の新聞各紙に謝罪広告の掲載を命じた。(翻訳・編集/愛玉)

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