<中華経済>「中国にインフレの危険性は存在する」、著名な経済学者が警告―中国

Record China    2009年12月3日(木) 9時0分

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1日、中国の著名な経済学者、成思危氏は「中国は来年、インフレが起こる可能性がある」との見解を発表した。資料写真。

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2009年12月1日、中国の著名な経済学者、成思危(チョン・シーウェイ)氏は「中国は来年、インフレが起こる可能性がある」との見解を発表した。中国新聞社が伝えた。

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1日に北京で開かれた貿易と産業に関するフォーラムの席上で発表された。成氏は「インフレの可能性は今も存在する。現在は株式市場と不動産市場に大量の資金が流入しているが、この構造が崩れれば、一気にインフレが始まる」と述べた。

成氏はまた、「このまま過剰な投資が続けば、インフレが爆発することになる。これが来年の中国経済の懸念材料だ」と警告した上で、「過剰投資を抑制してインフレ発生を警戒するとともに、デットファイナンス(借入金融)を避けることが、来年の中国経済における重要な注意事項だ」と指摘した。

このほか、個人消費の促進については、▽国民の給与所得と国の経済を同時に成長させる▽企業の収益増加に合わせ給与も上がる仕組みを確立させる▽消費者物価指数(CPI)の上昇に合わせ給与も上げる仕組みにすることがカギになると指摘。さらに、社会保障制度の確立や個人所得税の徴収下限の引き上げ、生活保護基準の引き上げなども必要だと強調した。(翻訳・編集/NN)

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