象牙のニーズ高まる、アフリカで中国人商人による違法取引が増加―中国

Record China    2009年11月17日(火) 8時54分

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16日、中国で象牙に対するニーズが高まっており、アフリカに長期滞在する中国人の象牙商も増加しているという。写真は中国へ密輸入された象牙製品。

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2009年11月16日、環球時報によると、ロイター通信は13日「中国の象牙ニーズがアフリカ象を苦しめる」と題した記事を掲載し、経済の発展によって裕福になった中国人が高価な装飾品を求め、中でも象牙に対するニーズが高まっていると伝えた。

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ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約=CITES)事務局が07年に発表したレポートによると、中国は依然として象牙の違法取引における最重要目的地とされている。違法な取引を減少させるため、同事務局は昨年、中国に対し62トン分の合法的な象牙取引を認めたが、非難の声も出ている。

現在、世界の多くの国が象牙取引を禁止しているが、日本や中国は同事務局が認めた合法的な象牙取引を通じて象牙を購入している。同事務局の関係者は「合法的な取引による売上金は野生動物保護のために利用されている。また、合法的な取引によって象牙に対するニーズを満たし、違法取引を減らす効果もある」と話している。

一方、同事務局によると、中国で象牙のニーズが高まる中、アフリカに長期滞在する中国人の象牙商が増加しており、最近逮捕された末端の象牙商の多くは中国人だったという。(翻訳・編集/HA)

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