<レコチャ広場>日米中三国志=APEC首脳会談に見る三国の争い

Record China    2009年11月16日(月) 12時6分

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2009年11月15日、コラムニスト・張敬偉氏は記事「APECでの日米中三国志」を発表した。写真は11月、上海市内にオバマ大統領の顔写真を載せた車を引っ張る2頭の犬が登場し、観光客の注目を集めた。

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2009年11月15日、コラムニスト・張敬偉(ジャン・ジンウェイ)氏はブログで記事「APECでの日米中三国志」を発表した。シンガポールで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談の背後では日米中の熾烈な争いが展開されていたという。

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同記事は日米関係、米中関係、日中関係をそれぞれ分析している。まず日米関係。鳩山政権誕生以来、日米関係は微妙に変化している。明治維新以来の脱亜入欧路線、戦後から続く米国追随戦略を見直す動きは、米国の神経を逆なでしている。またオバマ米大統領が日本を訪問したが、鳩山首相はオバマ大統領の日本滞在中に出国するという異例の行動にでて世界を驚かせた。

続いては米中関係について。APEC首脳会談にさきがけ、シンガポールのリー・クアンユー顧問相は米国をアジアに引き入れ中国と対抗させる「バランス論」を主張、メディアの注目を集めた。この騒動はアジアの構造転換に対するASEAN諸国の不安を示したものであり、また表面上は中国がリーダーシップをとることに賛同している米国が、その実アジアとの関係強化を図っていることを明らかにした。

そして日中関係。鳩山首相は「東アジア共同体」論を唱えるなど、熱意というレベルを超えた善意を表明している。ただし中国は基本的に米国がアジア太平洋地域に影響力を及ぼすことを期待しており、まずは鳩山政権の実質的な行動を待つ必要があるだろう。(翻訳・編集/KT)

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