2009年10月13日、米国の5つの古銭収集団体が共同で声明を発表し、中国製のニセ米ドルコインが出回っているとコレクターに注意を促した。コレクターの経済損失額は数百万ドルを超えるという。環球時報が伝えた。

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声明は、ニセコインはインターネット上やフリーマーケットを中心に大量に出回っており、注意が必要と呼び掛けた。米国の法律によると、コインを模造した場合は「複製品」と刻印しなければ販売できないが、市場に出回っている模造コインの99％がこの法律を守っていない。米国では、中国から輸入された模造コインに「複製品」と刻印されていなかったとする報告が多数寄せられているという。

これに対し、中国国務院発展研究センターの丁一凡（ディン・イーファン）主任は14日、「米国の声明と報道には曖昧な点が多い。例えば中国製とされる模造コインの具体的な数や、それらが米国の注文によるものであったかどうかには全く触れられていない」と指摘。こうした問題が解決する前に結論を下すのは早すぎるとしたほか、米国は正式なルートで中国政府に調査依頼をするべきだと反論した。（翻訳・編集/NN）