「赤毛のアン」の舞台、中韓の移住者に人気!スローライフの島で人口急増―カナダ

Record China    2009年10月9日(金) 9時50分

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5日、カナダのプリンス・エドワード島では新たな移民に対して投資や住居支援を行う政策を推進しており、同国統計局の発表によると、主に移住者の増加により同島の人口は今年、30年来で最高の増加幅を見せた。写真はプリンス・エドワード島。

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2009年10月5日、カナダのプリンス・エドワード島では新たな移民に対して投資や住居支援を行う政策を推進しているが、その成果が現れていると伝えられた。カナダ統計局の発表によると、主に移住者の増加により今年、同島の人口は30年来で最高の増加幅を見せた。中国新聞網が、カナダ・トロントの中国語情報サイト「1tor.com」の報道として伝えた。

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同島は小説「赤毛のアン」の舞台になった島として有名。中国・広東省深セン市出身の服飾工場経営者チェリー・シエさんは、同島ののんびりとした生活スタイルに憧れ、5月に家族とともに移り住んだ。息子は地元の学校に通い、本人もカレッジで英語を学ぶ。「物件は安く、交通渋滞もない。ロブスターも食べられる」と満足げ。彼女の同級生で、北京でエンジニアをしていたミンさんも息子とともに移住。「静かな生活がしたかった」と語る。「息子は受験勉強で徹夜する必要はないし、近隣の仲もよい」と、揃ってスローライフの魅力を語る。

プリンス・エドワード島の人口はわずかに14万人。昨年は約500家族が移住をしてきた。今年上半期には人口746人増を記録。78年以来、最大の増加幅を見せた。このうち中国や韓国からの移民が多くを占めるが、同島は彼ら向けのコミュニティを作り、安住の支援を行っている。さらに留学生へも最適な学びの場を提供するよう支援している。

しかし、同島の政府関係者は「現実的には財政面での収入を高めることが必要だ」と語る。同島は永住者を増やすために、年平均1.5%を目標に人口増加を目的とした部門を設置した。ただ、問題は就業や進学の選択肢が限られること。先のシエさんも収入のため服飾店を開いたが、市場の小ささを実感している。(翻訳・編集/小坂)

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