ミサイル防衛システム、中国も参加すべき=ロシア軍元幹部

Record China    2009年9月26日(土) 10時28分

拡大

23日、ロシアのメドベージェフ大統領が多国間ミサイル防衛システムの確立を呼び掛けている問題で、ロシア軍の元幹部は「中国に参加を呼び掛けなければ、『緊迫した反応』を示すだろう」と述べた。写真は05年4月、渤海湾で行われた野戦演習。

(1 / 4 枚)

2009年9月23日、中国紙・環球時報は、ロシアのメドベージェフ大統領が多国間ミサイル防衛(MD)システムの確立を呼び掛けている問題で、ロシア戦略ロケット軍の前参謀総長が「中国に参加を呼び掛けなければ、『緊迫した反応』を示すだろう」と述べたと報じた。

その他の写真

記事によれば、ロシア国防省第4中央科学研究所の前所長で国際安全センター主任研究員のヴォルギン少将もまた、「中国が参加しない状況で多国間ミサイル防衛システムを確立することは、危険であり実情にそぐわない。中国は非常に重要だ」と述べた。

中国の軍事問題専門家、載旭(ダイ・シュー)氏はこれについて、「中ロ両国は米国がミサイル防衛システムを口実に優勢を得ようと画策していることを見抜いている。本当に反テロ対策の強化が目的なら、米国は世界各国に広く参加を呼び掛けるはずだ。お気に入りの2−3か国だけに声を掛けるのはおかしい」と分析した。

載氏は続いて、「多国間ミサイル防衛システムの確立では根本的な解決にはならない。だが、もし一部の大国で確立する必要があるなら、中国も積極的に参加し、世界平和に貢献すべきだ」との見方を示した。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携