ウイグル針刺し事件の模倣犯か?容疑者2人を拘束、毒物は検出されず―陝西省西安市

Record China    2009年9月21日(月) 13時0分

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20日、中国陝西省西安市で、新疆ウイグル自治区で起きた注射針を使った傷害事件とよく似た刺傷事件が多発した問題で、地元当局は容疑者2人を拘束、凶器から有毒物質は発見されなかったと発表した。写真は04年、西安市内を巡回する警察官。

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2009年9月20日、中国陝西省西安市で、新疆ウイグル自治区で起きた注射針を使った傷害事件とよく似た刺傷事件が多発した問題で、地元当局は容疑者2人を拘束、凶器から有毒物質は発見されなかったと発表した。人民網が伝えた。

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記事によると、市警察当局は2件の事件の容疑者2人を特定し、刑事拘留した。犯行には「竹串」と「釘」が使われたが、いずれからも有毒物質は検出されなかった。被害者の刺された箇所にも毒物によるものと思われる異状は現れていないという。

当局は市民の不安解消に懸命だ。陝西省公安庁と省刑偵局は特別チームを発足し、市公安局は緊急に武装警察ら3万人を路線バスやスーパーなど人が集まる場所に配置した。このほか、民間の治安部隊10万人を動員。路線バスには監視カメラが設置される予定だ。

当局はまた、市民を混乱に陥れるようなデマを流した者には5年以下の懲役を科すとしたほか、容疑者逮捕につながる情報の提供者には1万元(約13万円)、容疑者の現行犯逮捕に協力した市民には5万元(約67万円)の報奨金を出すと発表した。ウイグルの事件は治安への不満を爆発させた漢族住民が大規模な抗議デモを起こすきっかけとなっている。(翻訳・編集/NN)

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