2009年9月13日、松山ケンイチ主演で香港スターのイーキン・チェン（鄭伊健）も出演する日本映画「カムイ外伝」（崔洋一監督）の面々が、新宿で行われた映画イベント「シネ・フェスタ新宿」に勢ぞろいした。

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イベントは「映画の街」をアピールするため、新宿駅周辺の5つの商店街が主催したもので、「カムイ外伝」はその初回上映作品に選ばれた。松山をはじめ、共演のイーキン・チェン、小雪、小林薫、主題歌「Alive」を担当した人気歌手の倖田來未などが新宿通りに敷かれたレッドカーペットを歩き、詰めかけた約5000人のファンに作品をアピールした。

その後に新宿ピカデリーで行われた舞台あいさつでは、松山が「この映画は僕のケガで撮影を中断したこともあって、1年間に渡って撮影が行われました。撮影前に1年かけてアクションの練習をし、すごく長い時間をかけさせてもらえたおかげで、説得力のある動き、キャラクターになっています。ぜひ楽しんで下さい」とコメント。

キャストで唯一、香港から参加したイーキンは「日本の作品に出演するのは初めてでしたが、手裏剣や剣術のトレーニングをしてから撮影に臨みました。そういったシーンを楽しんでもらえれば」と、撮影時を振り返った。

イーキンは同作品の中で松山演じる主人公で忍の世界から抜けたカムイを裏切り者として追うかつての仲間、「大頭（おおがしら）」を演じた。

香港の人気俳優であるイーキンが、日本の人気コミックの実写化で、脚本には宮藤官九郎を迎えた話題作の中でどんな存在感を見せるのか。答えは劇場で――。同作品は9月19日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。（編集/東亜通信）