外資系企業、もはや大学生の理想の就職先ではなくなった?―中国

Record China    2009年9月15日(火) 6時33分

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13日、中国ではこれまで外資系企業への就職希望者が多かったが、今年は金融危機などの影響により、国内企業に人気が集まっているという。写真は北京で行われた外資系企業の就職フェア。

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2009年9月13日、新京報によると、中国ではこれまで外資系企業への就職希望者が多かったが、今年は金融危機などの影響により、国内企業に人気が集まっているという。

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12日、新華社発行の雑誌「環球」が実施した大卒者の就職傾向に関する調査「2009年中国大学生理想雇用主」の調査結果が発表された。調査は全国73か所の重点大学(国家が認めた権威ある大学)の学生を対象に行われ、2万5795人から回答を得た。それによると、人気の就職希望地は順に北京、上海広州深センだった。

今年は世界的な金融危機の影響を受けて、希望する就職先に関する学生たちの意識も大きく変化。従来人気の的だった外資系企業に替わり、国内の有力企業への就職希望者が増えている。人気就職先ランキングでは通信大手の中国移動(チャイナ・モバイル)が1位となった。2位米日用品大手のP&Gだったが、3位には中国銀行が選ばれた。

希望勤務地に北京を選んだ学生の理想の職業は、「メディア」「インターネット」「電子ビジネス」など他の大都市より一歩進んだ分野が多かった。深センを選んだ学生の理想の職業はデジタル製品や通信、パソコンソフトなどの分野が多かった。今年の特徴としては、政府機関や公的企業への就職希望者が外資系企業を上回ったことにあるという。(翻訳・編集/本郷)

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