障害児出生率が12年で2倍に!経済成長がもたらした環境破壊と比例―北京市

Record China    2009年9月14日(月) 17時24分

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13日、北京市当局によると、市内の障害児出生率が12年間で2倍近くに上昇した。写真は胴体がつながって生まれた中国の双子の女児。

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2009年9月13日、北京市衛生局によると、北京市の障害児出生率が12年間で2倍近くに上がっている。広東省、浙江省、江西省、湖南省などでも同様の現象がみられるという。「海峡都市報」が伝えた。

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同記事によると、97年の同比率は新生児10万人当たり90.78人だったが、08年には170.82人に増加した。原因は遺伝、環境汚染、放射線、高齢出産などだという。

また別の報道によると、中国は障害児出生率が高く、肉眼で確認できる先天性障害をもった嬰児が毎年20〜30人生まれるという。現在、中国国内に先天性障害児が80万〜120万人いるとみられており、その数字は1年間の出生人口の4〜6%にもなる。

「中国之声」の論説員・曹景行(ツァオ・ジンハン)教授は、「統計によると、03年から障害児出生率の上昇が顕著になっている。03年は中国経済の爆発的成長が始まった年だ」と指摘する。曹教授によると、障害児出生率の上昇は、経済成長がもたらした環境破壊の象徴的現象だ。「このような成長を今後も続けるなら、長期的には、経済成長の結果は将来支払わなければならない代償によってすべて相殺されてしまうだろう」と同教授は警告した。(翻訳・編集/津野尾)

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