中国発のハイブリッド米、世界の食糧危機を救う―中国メディア

Record China    2009年9月14日(月) 16時15分

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10日、中国ハイブリッド米技術対外協力部長級フォーラムが開催された。席上、中国発のハイブリッド米が世界的に普及し、食糧問題解決に貢献していることが発表された。写真はハイブリッド米の水田。

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2009年9月10日、中国ハイブリッド米技術対外協力部長級フォーラムが開催された。席上、国連食糧農業機関(FAO)がハイブリッド米の普及に努めていることが紹介された。毎年2億4000万ムーのペースで普及が進んでおり、7000万人分の食料を新たに生み出しているという。12日、中国新聞網が伝えた。

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米は世界120の国と地域で生産される主要農作物、世界人口の半数以上が主食としている。その生産量は平均1ムーあたり200キロ前後、この量をいかに増やすかが世界共通の課題となっている。

中国では1960年代から交雑水稲の研究が始められ、1974年に「ハイブリッド米の父」袁隆平(ユエン・ロンピン)氏らによる新品種開発に成功した。その後も研究は進められ、さらに生産量の多い「スーパーハイブリッド米」をも生み出した。

ハイブリッド米の開発により中国の穀物生産量はここ20年間で3億トン以上もの増産となった。今ではハイブリッド米は東南アジア、南アジア、南アメリカ、アフリカ、北米など40以上の国と地域に導入されており、食糧増産に貢献している。中国では技術移転を進めるため、これまでに2000人以上の海外政府官僚、技術者の訓練を行ってきた。またフィリピン、リベリア、カメルーン、トーゴなどでハイブリッド米関連の技術モデルセンター設立をも支援している。(翻訳・編集/KT)

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