2009年9月8日、中国で村上春樹氏の新作長編小説「1Q84」の版権が、激しい争奪戦の末、100万ドル（約9200万円）で落札されたと報じられた。東方早報が伝えた。

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中国でも特に都市部の若者に絶大な人気を誇る村上氏の作品。新作「1Q 84」は日本で5月に発売され、中国ファンも首を長くして待っていた。その版権をめぐる争いに注目が集まっていたが、北京新経典文化有限公司が過去最高額となる100万ドルで獲得したと報じられた。だが、同公司の編集主幹、黎遥（リー・ヤオ）氏は同紙の取材に「まだ話し合いの段階」と話している。

同書の版権をめぐっては、お隣の韓国でも激しい争奪戦が展開された。最終的な落札額は15億ウォン（約1億1600万円）にも上っている。（翻訳・編集/NN）