中国のガードマンは「暴徒も同然」、多くが犯罪集団の出身―米メディア

Record China    2009年9月8日(火) 0時45分

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6日、中国人記者が取材中に警備員から暴行を受けた事件を受け、AP通信はこのほど「規律もなく訓練も受けていない警備員は暴徒も同然だ」と指摘した。写真は04年6月、西安市で賃金未払いを訴えた労働者が警備員に殴られる事件が発生した。

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2009年9月6日、新華網によると、AP通信は4日、広東省で起きた女性殺害事件を取材していた中国人記者が、現地の警備員に暴行され重症を負わせられるという事件が発生したと伝えた。

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記者に暴行を加えた警備員は即解雇されたが、記事は「規律もなく訓練も受けていない警備員は暴徒も同然だ」とし、多くは暴力で問題を解決していると指摘。さらに、警備員の多くは犯罪グループや暴力団出身だとしている。

広州日報の記者は取材中、地元政府が雇った警備員2人と言い争いになり、十数分も殴られ続け、首と腹部を負傷した。同紙によると、記者が取材中に警備員に殴られる事件はここ2か月でこれが3度目だという。これについて現地の警察当局はコメントを控えている。警備サービス業界とつながりの深い警察当局はメディアが事件を大きく扱うことを望んでいないとも伝えられる。

現在、中国の警備員には「保安」と「治安員」の2種類がある。「保安」には240時間以上の講習が義務づけられているが、「治安員」はその大部分が何の講習も受けておらず、野放し同然の状態になっている。今回の暴行事件を起こしたのも、この「治安員」だ。

中国の企業の中には住民や労働者との間に争議が起きたときに、こうした「治安員」に対応させていることがあり、中国に進出した外国企業と中国企業との間でトラブルが起き、外国人従業員が暴行や監禁の被害に遭うケースもあるという。(翻訳・編集/岡田)

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