<飲酒運転>中国で取り締まりキャンペーン、2週間で3万人を逮捕―米紙

Record China    2009年9月4日(金) 14時0分

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1日、米紙は中国で先月15日から始まった飲酒運転取り締まりキャンペーンで、同28日までの逮捕者は3万人近くに達したと報じた。写真はキャンペーン開始に伴い、中国各地で行われたアルコール検査。

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2009年9月1日、米紙USAトゥデイは「中国が酔っぱらい運転の取り締まりを始めた」と題した記事で、中国で先月15日から始まった飲酒運転取り締まりキャンペーンで、同28日までの逮捕者は3万人近くに達したと報じた。3日付で環球時報が伝えた。

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建国60周年を迎える10月1日の国慶節(建国記念日)を前に、中国では8月15日から2か月間の飲酒運転取り締まりキャンペーンを開始。中国公安部によると、同28日までの逮捕者は2万8800人に達した。中国では最近、飲酒運転による死亡事故が多発し、深刻な社会問題となっている。加害者には高級車を乗り回す「金持ちのボンボン」も多く、貧富の差の拡大に不満を感じている市民の感情を逆なでしている。

だが、中国の法律によると、酒気帯び運転に対する罰則は「最高で15日間の拘留」、相手を死亡させた場合は「最高で懲役7年」だ。中国政法大学の皮芸軍(ピー・イージュン)氏は「法律に不備がかなりある。事故の大きさ次第では死刑に処すべきだ」と主張する。中国では先月初めて、無免許の飲酒運転で4人を死亡させた男に一審で死刑判決が下ったが、賛否をめぐる議論が続いている。

皮氏はまた、飲酒運転が横行する背景には中国社会に染みついた「乾杯文化」も絡んでいると指摘する。相手が車で来ていると分かっていても「乾杯」は容赦なく繰り返される。勧められた方も、もちろん断らない。こうした背景を見越してか、今回のキャンペーンではレストランやホテル近辺での取り締まりに重点が置かれているという。(翻訳・編集/NN)

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