<四川大地震>生存者の脳機能に変化―四川省

Record China    2009年9月3日(木) 20時12分

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1日、中国四川省で、昨年5月に起きた四川大地震被災者の脳を核磁気共鳴画像法(MRI)で調べて心理状態を判定するという研究の結果が報告された。写真は四川大地震の生存者。

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2009年9月1日、中国四川省で、昨年5月に起きた四川大地震被災者の脳を核磁気共鳴画像法(MRI)で調べて心理状態を判定するという研究の結果が報告された。四川在線が伝えた。

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研究成果をまとめた論文「MRIが示した中国8級地震生存者の脳機能の変化」は国家科学院学報(PNAS)に発表された。研究は特に被害が大きかった被災地の被災者44人に対し、MRIを用いて大脳の変化を調べ、心理状態を把握するというもの。その結果、震災後25日までに情緒と記憶をつかさどる部分に客観的な変化が起きることが分かった。

研究を率いた四川大学華西医院の呂粟(リュー・スー)氏らによれば、これまでは被災者に質問に答えてもらう形で精神分析を行っていたが、客観性に欠ける部分があった。そのため、今回の研究成果が臨床応用されれば被災者の心理状態を正確に把握することができ、的確な心のケアを行うことができるとして期待が寄せられている。(翻訳・編集/NN)

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