「帰れ」「台湾は中国だ」=ダライ・ラマ訪問に反対派市民が抗議―台湾

Record China    2009年9月2日(水) 10時57分

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2009年8月30日、ダライ・ラマ14世は台湾を訪問、8月8日の大水害犠牲者の追悼を行った。訪問を受け中国本土政府は高官の台湾関連行事出席を取り消すなど反発する姿勢を示している。写真は9月1日、ハルビン空港。南方航空の台北便が開通した。

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2009年8月30日、ダライ・ラマ14世は台湾を訪問、8月8日の大水害犠牲者の追悼を行った。訪問に対し、中国本土政府は高官の台湾関連行事出席を取り消すなど反発する姿勢を示している。9月1日、新華網が伝えた。

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国務院台湾事務弁公室の王毅(ワン・イー)主任は遼寧省丹東市で開催される台湾週間への出席をとりやめた。また9月1日から中台間の直航定期便の路線拡大が始まったが、ハルビン市、済南市、青島市、杭州市などで予定されていた定期便開通式典が中止となった。このほかにも中国人民銀行の蘇寧(スー・ニン)副総裁ら訪問団の日程が来週に延期されたほか、海峡交流基金会主催のフォーラムも延期が決まっている。

新華網はダライ・ラマ訪問は中国本土政府の反発を招いたのみならず、台湾市民の抗議運動をも引き起こしたと報じている。30日夜、100人を超える市民がダライ・ラマに「帰れ、帰れ」「台湾は中国だ」と罵声を浴びせた。31日にはダライ・ラマが滞在するホテルに少数民族20人余りが現れた。「ダライの政治は要らない。被災民に必要なものは食事と住居だ」「口ばかりの追悼だ。募金も何もない」などと書かれた垂れ幕を手にしていた。

小林村での追悼法会でも抗議活動は続いた。法会は厳戒態勢の下で実施され、わずか10分間で終了することとなった。この一時をもってしても、ダライ・ラマのいう追悼の底が見えたと新華社は主張している。

一方、野党・民進党の趙天麟(ジャオ・ティエンリィン)青年部主任は1日、記者会見を開き、抗議活動は大陸に動員されたマフィアの仕業であり、与党はダライ・ラマの警備を怠っていると批判した。(翻訳・編集/KT)

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