<レコチャ広場>「歴史文化財として価値ある建築物」、中国人の高層ビルコンプレックス―中国

Record China    2009年8月23日(日) 17時28分

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20日、中国のポータルサイト「網易」のブログページに「歴史文化財としての潜在価値がある中国の建築物」と題した記事が掲載された。写真は上海の高層ビル群。

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2009年8月20日、中国人ブロガー・周黎明(ジョウ・リーミン)氏は「歴史文化財としての潜在価値がある中国の建築物」と題した記事を発表した。

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中国人にとって高層ビルはあこがれであり、近代化を象徴するもの――。周氏が初めて米国の地を踏んだのは1986年。米国全土に摩天楼が広がっていると思い込んでいたが、空港に降り立つなりイメージとは異なる殺風景な街並みに驚かされたという。わずか25年足らずの間に、中国は高層ビル数で米国を追い越した。それもマンハッタンを除けばだが、周氏によれば「そのビル群をニューヨーク全域に分散させる、もしくは中国の大都市で市内にある高層ビルを1か所に集中させれば、マンハッタンさえもひれ伏す」そうだ。

また、周氏は「中国のビル高層化は、米国に勝る」との見方を示す。しかし、最大の勝利は“高さ”ではなく“構造”にあり、その最たるものが中国の行政府ビルという。四川大地震の発生時、周氏は被災地から500km離れた都市で、新築まもない行政府ビルを取材していた。立っていられないほどの揺れを感じたが、「目の前の副市長が非常に落ち着いていたこともあり、不安は感じなかった」と振り返っている。

SF映画の名作「猿の惑星」は衝撃的な結末だった。猿の惑星に漂着した主人公が、“禁断の地”で砂に埋もれた自由の女神を発見し、そこが未来の地球だと気付くのだ。マンハッタンが地球文明の象徴として描かれていたわけだが、「もし、中国が舞台となっていたら、廃墟のなかに残っているのは間違いなく行政府ビルだろう。しかも残骸ではなく、パルテノン神殿のように荘厳な骨組みも残っているはず」と周氏。さらに「異星人が高度な研究で、地球の輝かしい文明を発見した時、文献に残すべき価値があるのも中国の行政府ビルだ」と強調している。(翻訳・編集/SN)

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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