「中国モデル」の踏襲をためらうキューバ―スペイン紙

Record China    2009年8月20日(木) 18時11分

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14日、スペインメディアは「中国に対する別種の恐怖」と題した記事で、キューバは目覚ましい経済発展を遂げた社会主義国・中国の「モデル」を踏襲することをためらっていると報じた。写真はキューバ。

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2009年8月14日、スペイン紙チャイナ・ポリシー・オブザーバー(電子版)は「中国に対する別種の恐怖」と題した記事で、キューバは目覚ましい経済発展を遂げた同じ社会主義国家の「中国モデル」を踏襲することをためらっていると報じた。17日付で新華網が伝えた。

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社会主義国であるキューバは半世紀もの間、フィデル・カストロ前国家評議会議長が独裁者として実権を握っていたが、昨年退任。カストロ前議長は同じ社会主義国の中国が目覚ましい経済成長を遂げるのを目の当たりにしても、決して中国モデルを模倣しようとはしなかった。だが、実弟のラウル・カストロ国家評議会議長が後を継ぐと、キューバ人民の期待は一気に高まった。国民は苛立ちながら変革が実行に移されるのを待っていると記事は指摘する。

しかし、キューバのテレビ局は毎週、中国関連の番組を放送するが、なぜか中国の経済発展には触れようとしない。中国における改革の成果は誰が見ても明らかなのに、それをお手本にしようとする気配すらないという。キューバ国内でも現在の経済危機から脱するには「中国モデル」を踏襲するしかないとする声も上がっているというが、記事は、長年の路線を劇的に変えるにはかなりの勇気がいるようだと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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