2009年7月27日午前、米・ワシントンで開催された米中戦略・経済対話の開会式で、オバマ大統領をはじめとした米国陣が中国の賢人の言葉や故事などを続々と引用して演説を行ったことが話題となっている。英・ロイター通信の報道を環球時報が伝えた。

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クリントン国務長官が中国の改革開放政策の成功を高く評価したほか、北朝鮮問題への積極的関与を賞賛するなど、米国が中国側への歩みより姿勢を見せた27日の開会式。中国紙・環球時報が、米中両国の「ウェディング・セレモニーを想像させるものだった」と報じたほどの和やかムードで、オバマ大統領が中国の儒学者・孟子の言葉を、クリントン国務長官が孔子の言葉を、ガイトナー財務長官が中国の成語を引用して演説を行ったことが注目された。

そんな中、オバマ大統領が見せた小さなユーモアにロイター通信は注目した。現在、米・プロバスケットボールリーグNBAのヒューストン・ロケッツに所属する中国人選手ヤオ・ミン(姚明)の発言を引用したのである。「私は一国の新しい大統領として、また1人のバスケットボール・ファンとして、かつて耳にしたことのあるヤオ・ミン選手の言葉を取り上げたい。『新入りであろうがそうでなかろうが、チームメンバーが互いに理解しあうには時間がかかるものだ』と彼は言った」と切り出し、「今回の米中間における建設的対話によって、ヤオ・ミン選手の言った通りになれれば(＝互いの理解を深める)」と発言した。(翻訳・編集/愛玉)