「中国通」公務員の育成めざし、奨学金留学生を決定―シンガポールメディア

Record China    2009年7月30日(木) 9時35分

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27日、シンガポール政府が中国通の公務員を育成するため、10人の奨学金留学生を選出したと伝えられた。彼らは名門の清華大学や北京大学で学び、政府人材として活躍することを嘱望される。写真は江蘇省蘇州市のシンガポール工業園区。

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2009年7月27日、シンガポールの華字紙「聯合早報」は26日、シンガポール政府が中国に造詣の深い公務員を育成するため、10人の奨学金留学生を選出したと伝えた。彼らは公共サービス委員会(PSC)が支給する奨学金によって中国の名門・北京大学清華大学に派遣され、将来的に政府の人材として活躍することを嘱望される。環球時報の報道。

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シンガポールのリー・シェンロン首相は奨学金贈呈式典において「世界の中でますます存在感を増す中国により通じた公務員育成のため、政府は『海外発展計画』を発表した。国外で働く大学卒業生や専門職に就く若者を公共機関で就業させたい」と語った。同計画によれば、1年の課程を経た後に公共機関で働くことを希望する者はそのまま公務員になることができる。

リー首相はさらに「中国では沿岸部だけではなく、13億人の国民がよりよい生活のために努力を重ねている。シンガポールと中国との関係は良好であり、またシンガポール企業は中国各地で発展している。そのため、シンガポール政府には中国や中国人を深く理解し、彼らとの関係を形成できる人材が必要だ」と述べた。

式典においてリー首相は、今年中国に派遣されることが決定した10人に励ましの言葉をかけ、「派遣人数を増やしたい」と述べた。PSCは1993年から中国への奨学金留学生を募集していたが応募者が少なかったため、今回新たな奨学金制度として希望者を募集した。今年、人材確保のためのPSC奨学金を受け取るのは84人。その12%にあたる10人が中国に派遣される。(翻訳・編集/小坂)

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