中国のアフリカ征服は近い!既に75万の中国人が現地在住―米紙

Record China    2009年7月21日(火) 3時6分

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18日、米紙は「アフリカで影響力を拡大し続ける中国」と題した記事で、欧米諸国が中国とアフリカの密接な経済協力関係を重視していないことに懸念を示した。写真は7月、重慶市の一般家庭で地元住民との交流を楽しんだアフリカ人。

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2009年7月18日、米紙ニューヨークタイムズは「アフリカで影響力を拡大し続ける中国」と題した記事で、欧米諸国が中国とアフリカの密接な経済協力関係を重視していないことに懸念を示した。19日付で環球時報が伝えた。

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記事は中国とアフリカの関係についてフランス人記者が書いた本を引用した。本は中国によるアフリカ征服は世界経済に大きな影響を与えることになると指摘する。中国がアフリカ進出を果たしたのは95年。当時の江沢民国家主席が演説で中国企業に号令をかけた。

00年から06年にかけて、中国とアフリカの貿易額は5倍に膨れ上がり、550億ドルに達した。10年には1000億ドルに達すると予測されている。中国企業は今や石油、鉱物資源、紡績、金融のあらゆる分野に進出し、ダム、鉄道、高速道路や橋の建設にも大きく関与。アフリカ在住の中国人はおよそ75万人に達すると見られている。

中国が巨額の資金を投じてインフラ整備を進めたことで、アフリカ諸国に大量の雇用機会を生んだ。アフリカはその見返りとして中国企業を優先的に資源事業に進出させている。アフリカ人は中国の「条件を付けない謙虚さ」をフランスや英国などの「植民地主義者の傲慢さ」と違い、とても新鮮だと感じているという。

本は最後に「何の目的も持っていなかったアフリカにとって中国は神の恵みのような存在だ」と強調。中国とアフリカの密接な関係はアフリカ進出をもくろむ他国にとって頭痛のタネになると指摘した。(翻訳・編集/NN)

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