<マナー>地下鉄車内の飲食禁止、リーマンの朝ご飯に配慮!即時全面避ける―北京市

Record China    2009年7月14日(火) 9時0分

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10日、北京市地鉄運営公司は地下鉄車内の飲食禁止について、即座には全面実施しないことを明らかにした。写真は北京の地下鉄構内。

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2009年7月13日、法制日報によると、北京市の地下鉄運営会社・北京市地鉄運営公司は10日、「地下鉄車内の飲食禁止について、9月に運営を開始する地下鉄4号線でテストをし、効果がはっきりすれば他の路線でも実施する」と発表し、既存の8路線については飲食禁止を即座には実施しないことを明らかにした。

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地下鉄内の飲食禁止について、あるサイトがアンケート調査を行ったところ、38.48%が「禁止すべきでない」と回答し、「禁止すべき」の37.87%をわずかに上回った。禁止すべきでないと回答した人の多くが、「サラリーマンは車内で朝食を取って時間を節約している」などを理由に挙げている。

北京市で働く安(アン)さんも地下鉄を利用して通勤するOLの一人。安さんは「通勤に片道1時間以上かかるため車内で朝食を取ることはすでに習慣になっている」と話す。毎朝6時に自宅を出て夜10時半に帰宅するハードな生活を送る安さんにとって、地下鉄車内での飲食による時間の節約は必要不可欠だという。

地下鉄内で飲食する市民が多い理由には、北京市民が朝食に肉まんや蒸しパンなどを食べる習慣が影響している。さらに、不動産価格の上昇によって市民の住居が都心から郊外へと拡大し、通勤時間が長くなっていることも大きな原因と考えられる。

関係者は「北京市での実施については、どの程度までの飲食禁止にするかなどまだはっきりしていないものの、現地での習慣を考慮し、香港のように罰則規定を設けることは無く、道徳規定に止める予定」と話している。(翻訳・編集/HA)

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