外国人研修生の隠れた「過労死」、厚労省に実態調査求める―日本弁護士連合会

Record China    2009年6月25日(木) 11時57分

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24日、日本の華字紙は、日本の中小企業が受け入れる外国人研修生および技能実習生の死亡者数が近年急増していると伝えた。08年度は過去最高の34人を記録したという。写真は山東省の食品加工工場。

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2009年6月24日、華字紙・中文導報は、日本の中小企業が受け入れる外国人研修生および技能実習生の死亡者数が近年急増していると伝えた。08年度は過去最高の34人を記録したという。

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外国人研修制度の推進団体である財団法人国際研修協力機構(JITCO)の最新統計によると、08年4月から今年3月までに死亡した外国人研修生および技能実習生の数は過去最高の34人で、前年度より13人増えた。死亡原因のうち脳血栓または心臓病など突発的な病気によるものが、前年度より10人多い16人。1992年の統計開始から08年度までの累計では213人中3分の1にあたる67人に上った。

外国人労働者問題に取り組む日本弁護士連合会によれば、研修生たちの平均時給は最低賃金を下回る300円から500円程度。毎月の残業時間は「過労死」を招くデッドラインといわれる80時間を超えている。月に100時間以上というケースも珍しくない。そのため、脳血栓や心臓病での死亡は「過労死」にあたると指摘。同連合会は22日、厚生労働省に実態調査の実施と早急な対策を求める嘆願書を提出した。(翻訳・編集/NN)

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