中国が武器輸出大国に“成長”へ=当面の目玉は最新型戦闘機「J-10」―海外メディア

Record China    2009年6月7日(日) 5時0分

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2日、シンガポール・ナンヤン工科大学の国際問題研究院は、中国の最新型戦闘機「J-10(殲撃十型)」の輸出によって中国の軍事ビジネスが大きく成長する可能性を指摘した。写真はJ-10。

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2009年6月5日、東方網によると、シンガポール・ナンヤン工科大学の国際問題研究院は2日、「J-10型戦闘機が世界の軍事ビジネス市場で中国を輸出大国に押し上げる」とする文章を発表し、中国の最新型戦闘機「J-10(殲撃十型)」の輸出によって中国の軍事ビジネスが大きく成長する可能性を指摘した。

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記事によると、中国の軍事ビジネスは「武器の性能の問題」「輸出は小型武器が中心」「輸出対象国の多くが貧困国家」「政治目的での取引が多い」などの理由で、世界の軍事ビジネス市場での地位は必ずしも磐石ではないとしている。

しかし今後は、中国が自主開発したJ-10型戦闘機を輸出することによって、世界の軍事ビジネス市場で確固たる地位を占める可能性があるという。J-10は、米国のF-16Cに匹敵する性能を持つといわれる戦闘機で、中国人民解放軍空軍には3〜4年前に正式配備されている。記事によると、J-10が価格をかなり割り引いて輸出される可能性があるとし、パキスタンやイランなどが買い手になると推測している。

一方で記事は、J-10の性能の信頼性がネックとなって、一部の国家はたとえ価格が高くても信頼性の高い戦闘機を購入するとの見解も掲載しており、J-10の輸出が開始されても中国の軍事ビジネスが必ずしも成功するわけではないと注釈をつけている。(翻訳・編集/HA)

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