2009年5月24日、盧武鉉（ノ・ムヒョン）韓国前大統領が23日に逝去したとのニュースは世界に衝撃を与えたが、不正献金疑惑を抱えたまま世を去った盧前大統領の姿は、現在、資金洗浄疑惑の渦中にある台湾の陳水扁前総統の姿と重なる。台湾のTV局・TVBSはこのニュースに関する陳水扁氏の様子を「とくに大きな反応は見せなかった」と伝えた。中国新聞社の報道。

【その他の写真】

08年11月以来、現在も拘束中の陳氏は台北看守所で盧前大統領逝去のニュースを知った。その際、ノートに何かを書きこみながら報道を見ており、とくにショックを受けた様子は見られなかったという。しかし、台北看守所では普段にも増して、陳氏の健康状態などに注意を払う構えだ。

陳前総統と盧前大統領は共に貧しい家庭の出身で、政界に転身する前は弁護士をしていたという経歴も共通しているため、台湾メディアではこれまでも2人を重ね合わせるような報道をたびたびしてきたという。(翻訳・編集/愛玉)