知的障害者32人を救出!強制労働させたレンガ工場を摘発―安徽省界首市

Record China    2009年5月22日(金) 20時32分

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21日、安徽省界首市の警察当局はこのほど、知的障害を持つ作業員をレンガ工場で不当に働かせた容疑で10人を逮捕し、作業員32人を救出した。資料写真。

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2009年5月21日、中安在線によると、安徽省界首市の警察当局はこのほど、知的障害を持つ作業員をレンガ工場で不当に働かせた容疑で10人を逮捕し、作業員32人を救出した。

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逮捕されたのはレンガ工場の経営者・張(ジャン)をはじめとする容疑者10人。供述によると、界首市出身の張は以前、山東省でレンガ工場を経営しており、そのときすでに知的障害者数人を働かせていた。今年、界首市に戻ってレンガ工場を開設するにあたり、レンガ工場の作業条件が厳しく作業員が集まらなかったため、山東省の街を徘徊している知的障害者に目をつけ、同省のタクシー運転手などと共謀し、1人200〜300元(2770〜4160円)を渡して彼らを連れて来させ、働かせた。

容疑者10人はほとんどが法律を知らず、今回の容疑に対しても「金を払えば働かせてもよいと考えていた」と、罪の意識を持っていなかった。さらに容疑者の家族の中には「知的障害者のために仕事を探し、食事と住居を確保してやっていることは、社会の負担の軽減につながっている」と考えていた者さえおり、警察当局をあきれさせた。

一方、救出された作業員32人の大部分は、自分の考えを語れないだけでなく、言葉さえはっきりせず、実家の所在地を説明できるのは数人に過ぎなかった。彼らは雨風さえ満足に凌げない作業小屋で寝泊りさせられた上、食事も満足に与えられず、ほとんど無給で過酷な労働を1日10数時間にわたり強制させられていたという。(翻訳・編集/HA)

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