日本は発展続ける=独特のモデル、優れた環境技術が武器に―中国人研究者

Record China    2009年5月19日(火) 15時14分

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15日、日本JCC新日本研究所の庚欣副所長は、ブログに「日本に発展する力がないと思うな」と書いた。実際に日本を訪れてみれば、未来の国際競争においてもなお先頭集団に立つことが理解できるという。写真は東京・新宿。

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2009年5月15日、日本JCC新日本研究所の庚欣(ゲン・シン)副所長は、ブログに記事「日本に発展する力がないと思うな」を掲載した。高齢化、産業空洞化などの問題を抱え、国際的には米国の繁栄と中国の勃興に挟まれた状態にある日本だが、実際に日本を訪れてみれば、未来の国際競争においてもなお先頭集団に立つであろうことが理解できるという。

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庚副所長は「日本独特」の発展モデルが有利に働くと指摘する。(1)競争より協力を重視、(2)個人より集団を重んじる、(3)市場より政府を重んじる、という3つの特徴を指摘しており、こうした独特の発展モデルは将来、大規模な経済危機を回避することを可能にしていると主張した。

続いてあげられたのが世界最先端の環境技術。GDP1ドルあたりのエネルギー消費量は米国の37%、中国の13%に過ぎない。1ドルあたりの温室効果ガス排出量も欧米の約半分。間違いない世界最先端の地位にあるという。さらに勤勉、誠実な日本の国民性は、日本社会のモラルを保つのみならず、国際的な評価を高めることにもつながっていると述べた。

環境問題などの新たな問題に直面するなか、各国は経済構造の転換など新たな挑戦を迎えている。日本はこうした状況にいち早く適合した状態にあり、今後の発展の原動力になると庚副所長は指摘、中国も持続可能な発展を模索する中で、日本という隣国を注視する必要があると述べている。(翻訳・編集/KT)

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