中国の北朝鮮に対する影響力に疑問符―米メディア

Record China    2009年5月13日(水) 10時2分

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10日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカの中国版サイトは「北朝鮮に対する中国の影響力に疑問符」と題した記事で、中国と北朝鮮の関係について、専門家の見解を紹介した。写真は北朝鮮・平壌。

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2009年5月11日、環球時報によると、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカの中国版サイトは10日、「北朝鮮に対する中国の影響力に疑問符」と題した記事で、中国と北朝鮮の関係について、専門家の見解を紹介した。

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記事によると、国際社会、特に6カ国協議においては、北朝鮮に対する影響力が最も大きい国は中国であると認識されている。それは中国が北朝鮮の同盟国であるとともに資源や食糧の最重要供給国だからと紹介する。

しかし、一部のアナリストは「両国の関係は必ずしも良好ではない」と指摘する。マサチューセッツ工科大学の核・安全専門家ジェームズ・ウォルシュ氏は「両国はずっと不安定な関係が続いている」とし、「北朝鮮は中国により接近したいと思っている反面、その巨大なパワーを恐れている」と解説する。

米国の有力シンクタンク「ニクソン・センター」の中国問題専門家は、「中国は北朝鮮に対し、持てるパワーをすべて行使したり、強制的な方法を採ることを望んでいない」とし、「もしそうすれば、両国の関係を破壊し、北朝鮮に対する影響力を失う。中国は確かに北朝鮮に対して巨大なパワーを持っているが、同時に行使できないという無力さを感じている」との見方を示す。

また、多くの専門家は「北朝鮮を6カ国会議のテーブルに戻らせることができる国は中国しかない」としつつも、新たな混乱や更なる危機が訪れる前に、北朝鮮にどれだけの圧力をかけ、北朝鮮の態度をどのように変えられるのかについて、「中国は冷静な判断を迫られている」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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