4000万人の飲み水が危ない!母なる川「湘江」の汚染が深刻化―湖南省

Record China    2009年4月28日(火) 6時23分

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27日、湖南省の母なる川「湘江」。重金属汚染が日増しに深刻さを増し、流域約4000万人の飲料水が危険にさらされている。写真は昨年4月の湘江。

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2009年4月27日、湖南省の母なる川「湘江」。重金属汚染が日増しに深刻さを増し、流域約4000万人の飲料水が危険にさらされている。中国経済週刊が伝えた。

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「非鉄金属の里」と呼ばれる湖南省。同省を流れる湘江流域には採掘、製錬などの工場が密集し、そこから垂れ流される排水によって古くから重金属汚染が問題視されて来た。同省の水銀、カドミウム、鉛の排出量は全国1位。ヒ素や二酸化硫黄、化学的酸素要求量(COD)の排出量も全国上位を占める。

湘江は中国で最も汚染の深刻な河川の1つとされている。流域の一部では飲料水への供給を停止。約4000万人の飲料水は今もなお危険にさらされている。周辺地域の魚類、穀物、野菜はすでに食用に適さない状態。人体への影響も度々報告されているが、当局と企業のイタチごっこは続く。

事態を重く見た中国政府は、湘江を国の重点的な汚染整備流域に指定。2010年までに700億元(約9900億円)、15年までに3000億元(約4兆2000億円)を投じて汚染整備に取り掛かることが決まっているという。(翻訳・編集/NN)

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