<四川大地震>被災地に観光客が多数、無配慮な言動に傷心の被災者も―中国

Record China    2009年4月27日(月) 21時39分

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26日、長江日報は四川大地震の被災地にメディアや観光客が数多く入り込んでいることを報じた。ある心療内科医師は無邪気に騒ぐ姿が被災民に新たな心の傷を与えるものになると警告している。写真は被災地の北川チャン族自治県を訪れる観光客ら。

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2009年4月26日、長江日報は四川大地震の被災地にメディアや観光客が数多く入り込んでいることを報じた。ある心療内科医師は、記念撮影などして無邪気に騒ぐ観光客らの姿が被災民に新たな心の傷を与えるものになると警告している。

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24日、長江日報の記者は四川大地震の被災地・四川省綿竹市漢旺鎮を訪れた。この地の広場には4面の時計塔があり地震が発生した午後2時28分で針が止まっているが、旅行客にとって絶好の記念写真スポットとなっている。

地震遺跡公園に指定されたことから、漢旺鎮にはカメラを手にした旅行客であふれかえっていた。崩れた住宅、廃虚に埋もれたサンダル、がれきの中を歩く猫などすべてを撮影していく。ある旅行客は興奮したようにこう話していた。「うわー、テレビで見たよりすごい!写真を撮ってよ」、と。はしゃぐ旅行客を現地市民は冷ややかな目で見つめていた。

協和医院の心療内科専門医・劉昌勤(リウ・チャンチン)氏は、「観光客らの配慮のない振る舞いは被災者や救助に参加した医療、消防、警察などの関係者に新たなトラウマを作りかねない。被災地を訪れる旅行客は言動や行動に十分注意して欲しい」と呼びかけている。(翻訳・編集/KT)

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