2009年4月22日、台湾の中央通訊社によると、昨年来の不況から続く英ポンドの為替レート下落で、ロンドンを訪れる外国人観光客が増えているが、とくに中国やロシア、中東など外国人観光客の高い購買力に注目が集まっている。

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ロンドンの老舗百貨店ハーヴィー・ニコルズでは英国人の購買力が大幅に低下したことで、6か国語に対応した製品案内を作成するなど、広告対象を外国人観光客へと転換している。このため中国人は84％増、中東は66％増、ロシア人は54％増、ブラジル人は52％増と大幅に増えている。同じく老舗百貨店リバティやハロッズなど他の百貨店でも外国人客が軒並み増えているという。

各百貨店などの資料によれば、中東からの観光客は1人平均1981ポンド（約28万円）、中国人観光客も1人平均1473ポンド（約21万円）費やしており、ブランド品などが好まれている。（翻訳・編集/岡田）