高齢化が中国の不安定要素に、米研究所が指摘―英メディア

Record China    2009年4月26日(日) 8時29分

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22日、米の戦略国際問題研究所(CSIS)が、中国では高齢化が社会の安定や経済成長を揺るがす要素になってきていると指摘した。資料写真。

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2009年4月22日、米の戦略国際問題研究所(CSIS)が公開した最新の報告で、中国では高齢化が社会の安定や経済成長を揺るがす要素となってきており、中国は全国的な養老システムを早期に構築する必要があると指摘されている。英TV局・BBC電子版(中国語)の報道。

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同研究所によれば、中国では60歳以上の高齢人口が2050年には4億3800万人、80歳以上も1億人を超え、2030年にはアメリカを上回る高齢化国家になるという。高齢化社会が加速する一方、中国には未だ年金制度や十分なサポートシステムもなく、高齢化によって経済成長も鈍化することで、社会的な負担が大幅に増幅する時代に突入するとされている。

また、70年代末からはじまった計画出産政策により、人口増加の抑止が明らかな効果を表しているが、同時に経済成長にともなう生活水準向上で平均寿命が大幅に上昇し、人口のバランスが失われつつあると指摘されている。今後、高齢化が社会不安の大きな要素として懸念される。(翻訳・編集/岡田)

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