肥満や低身長は不合格!北京大医学部の募集要項に露骨な身体的差別―中国

Record China    2009年4月23日(木) 4時46分

拡大

21日、北京大学医学部の募集要項には、肝機能異常や肥満、斜視、きつ音など身体的に問題のある受験者は不合格とする確率が高いと記載されており、人権保護団体は撤回をもとめている。資料写真。

(1 / 4 枚)

2009年4月21日、新京報によると、北京大学医学部がこのほど発表した学生募集要項に、健康診断の結果、肝機能異常や基準値を超える体重、低身長(男子は1m60cm以下、女子は1m50cm以下)、極度の弱視や斜視、アルコールアレルギー、きつ音などが認められた場合、合否見合わせや不合格とすることが記載されていることが分かった。

その他の写真

16日、北京のある人権保護団体が「北京大学の規定は差別ではないのか」として中国教育部と衛生部に告発し、撤回を求めた。調べでは、これら身体的な理由で合否見合わせになる人の割合は20%にのぼり、弁護士や他の大学関係者からも、法的に問題がある可能性が高いと指摘されている。

しかし、北京大学医学部の入試責任者は、「肝機能異常や、体重が基準を超えるなどの学生は就職活動の際に必ず不採用となる」とし、「入学の時点で制限しなくても、いずれ必ず後悔するときがくる。それからでは遅い」と反論する。医療や製薬業界では肝機能障害など健康面での採用基準が厳しく、入学試験の時点でこれら身体的問題のみられる学生を制限することは、学生自身の将来のためでもあるとしている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携