北京など中国東部地区が一部水没の懸念も!深刻さ増す地球温暖化―英専門家

Record China    2009年4月6日(月) 14時3分

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3日、英国政府の主席科学顧問は、地球温暖化によって中国東部の一部が水没する恐れがあると指摘した。写真は今年2月、深刻な干ばつ被害を受けた安徽省廬江県のダム。

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2009年4月4日、新快報によると、イギリス政府の主席科学顧問であるジョン・ベディントン氏は3日、中国メディアの取材に答え、地球温暖化は極めて深刻な状況にあり、今後気温がさらに2度上昇すれば、10億〜20億人が「水の危機」に晒されることになると話した。

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ベディントン氏は、大気中のCO2濃度は上昇を続けており、温暖化は世界全体が直面している最も深刻な環境問題だと指摘。このままCO2を排出し続けると、20年後にはバングラデシュは国土の40%が水没する可能性もあると警告した。

同氏はさらに、2050年までに中国の気温が2度上昇すると、今世紀末には気温が4度上がることになると予想。10億人が水不足などの「水の危機」に直面するとともに、長江デルタ、珠江デルタや京津唐地区(北京市、天津市、河北省唐山市を含む渤海湾一帯)など中国東部の一部が水没する恐れがあるとし、「今年、中国北部の穀倉地帯を襲った大規模な干ばつはその前兆だ」と話した。(翻訳・編集/岡田)

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