<続報>「和服を着るのは母娘の自由」、愛国主義の乱用に学者が苦言―中国

Record China    2009年3月23日(月) 12時50分

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23日、湖北省武漢市にある武漢大学で日本の着物を着て桜見物を楽しんでいた地元の母娘が、学生らから罵詈雑言を浴びせられた件で、中国紙は「誰にも母娘を追い出す権利はない」とする学者の寄稿を掲載した。

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2009年3月23日、湖北省武漢市にある武漢大学で21日、日本の着物を着て桜見物を楽しんでいた地元の母娘が、同大の学生ら他の見物客から罵詈雑言を浴びせられた件で、中国紙・新京報は「誰にも母娘を追い出す権利はない」とする学者の寄稿を掲載した。

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“事件”は21日、着物を着た地元の母娘が同大キャンパス内にある桜を前に写真を撮るなどして楽しんでいたところ、これを快く思わない同大の学生ら大勢の見物客から「出ていけ」などと罵詈雑言を浴びせられたもの。母娘はその後、現場を追い出されるように立ち去った。

これに対し、学者の熊少游(シオン・シャオヨウ)氏は「愛国主義の乱用」だと批判。「彼らが『愛国主義』の名のもとに和服を強引に日本軍国主義のスケープ・ゴートとするのなら、それは中国人から桜を観賞する権利を奪うだけ」と指摘、頭を冷やすよう促した。(翻訳・編集/NN)

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