<サッカー>FIFAが五輪規定変更、年齢詐称横行を狙い撃ち?!―中国

Record China    2009年3月22日(日) 15時4分

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20日、FIFA理事会が開催され、五輪サッカーの年齢制限を21歳以下に変更する方針がまとめられた。21日、網易はサッカー選手の年齢詐称が横行している中国を狙い撃ちにしたルール改定だと報じている。写真は北京五輪の中国対ベルギー戦。

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2009年3月20日、国際サッカー連盟(FIFA)の理事会が開催され、五輪の男子サッカー競技の年齢制限を現行の23歳以下から21歳以下に変更する方針がまとめられた。21日、網易はサッカー選手の年齢詐称が横行している中国を狙い撃ちにしたルール改定だと報じている。

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従来、五輪では23歳以下の選手に3人までのオーバーエイジ(年齢制限なし)を加えたチームで争われた。しかし昨年行われた北京五輪では代表チームと所属クラブの間で出場の可否をめぐる争いが起きるなど混乱が生じていた。ロイター通信によると、今後はFIFA総会での決議を経て、国際オリンピック委員会(IOC)に諮られることとなる。

網易は、中国スポーツ界に年齢詐称が横行していることはもはや国際的によく知られた事実であると指摘、その傍証として若年層チームでは優秀な成績を誇る中国代表がA代表では目立った成績を残せないこと、引退年齢が30歳前後と若いことなどを挙げている。また五輪出場を目指して年齢を変更しているために、特定の年に「生まれた」選手が集中。五輪出場に不利となる年にはほとんど選手がいないという状況にまでいたっているという。

つまりロンドン五輪を目指す選手たちは2012年時点で年齢が22、23歳となるように詐称しているものが多いため、もし21歳以下という規定に変更されれば出場できなくなってしまう。これらの選手はすでにFIFAが生まれ年を登録しているためにこれから再び生まれ年を変更することもできないという。網易は「ルール改定で中国サッカーのロンドン五輪は終わってしまった」と嘆いている。(翻訳・編集/KT)

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